千葉県八街市のトラック事故
千葉県八街市で小学生の列にトラックが突っ込み、5人が死傷しました。
運転手は酒を飲んでいたそうです。
この記事を読んでくださっている皆さんもご存じのことでしょう。
自分の子どもは学校から元気にかえってくるのが当たり前だと
誰もが思います。
でも他方で、子どもが事故で家に帰れなくなってしまう可能性も誰にもあります。
トラック事故にあった子どもたちはきっと大人たちに
「車に気をつけなさい」と何度も言われていたはずです。
同時に「ちゃんと道を歩きなさい」「畑に入ってはいけません」とも言われていたかもしれません。
子どもたちは大人の言葉をしっかり守っていたことでしょう。
もし、「車がきたらすぐに大きくよけなさい。」「畑に入っても仕方ない。」と言われていたら
どうなったのだろうと考えてしまいます。
そのように言われていても、急に突っ込んでくるトラックをよけることなんてできないかもしれません。
頭を働かせる一瞬もないうちにトラックにはねられてしまったのかもしれません。
でも、もし少しの時間的余裕があったとしたら。
そして近くに大人がいて「すぐに畑に走って!」と叫んであげることができたら・・・。
物事を予測して普段から気を引き締めて、臨機応変に行動することなんて小さな子どもたちに求めることは無理です。
通学班に付き添いを
もう、通学班には親が付きそう時代になったのかもしれません。
飲酒運転は論外ですが
「社会のみんなで子どもを守る」ことができなかったから今回の事故は起きました。
行政も、学校の先生も、近隣住人も事故を防ぐことができなかった・・・。
このような事故はGPSもキッズ携帯も残念ながら役に立ちません。
ガードレールもない道を子どもの列が歩いている。
子どもは私たち親が守られければ誰が守れるのでしょう。
「自分の子どもを守るのは自分しかいない」
おやごさんがそう考えてしまうのは無理もないことです。
私たちシッターができること、
2021/7/20 吉川 千穂