JBSブログ

2019.05.13 研修報告

リスクマネージャー資格認定証を取得致しました!

4月20日21日の2日間、保育業界初のリスクマネージャー講習会を受講しました。

今回の講座は公益社団法人全国保育サービス協会、株式会社エヌシーアイ(保険代理店)、三井住友海上火災保険株式会社、MS&ADインターリスク総研株式会社のご協力のもと、保育業界初のプロのリスクマネージャー養成を目的に行われた講習会です。

1日目

◆危険予知訓練の演習を行いました。

これは、実際にシッターさんにしていただく訓練です。
自分が保育の場に立った時に「この状態は危険か」という気づきの感性を高めるための訓練です。
私たちはイラストを見ながらグループで保育現場に潜むさまざまな危険を見つけ出し協議を行いました。
また、1つ1つの危険について何を最優先して解決するべきか、グループごとに原因追及とその対策について話し合い、最終的に最優先課題を解決する目標説定を作成しました。
グループワークは長時間かけて徹底的に話し合い1日目は終わりました。

1日目は初めてあった方々と協力し合うことが求められ、最初は皆さん、ぎこちない空気が流れていましたが、議論が深まるにつれ、熱気あふれる雰囲気に変わりました。
私(吉川)はグループの中で記録と発表の係となり、グループの意見をまとめて皆の前で発表致しました。

危険予知には想像力、妄想力がとても大切だということがわかりました。
物事に常に仮定を付与して考えること。
「○○なので○○になる」という考え方をすることが改めて体験できました。

2日目

事故が起きた後についての講義です。
◆なぜ、報告書が必要なのか。
◆報告書作成方法。
◆事故の要因分析方法を勉強しました。

この講義では「人は必ず事故を起こす」ことを踏まえた上での「最善な対応策の検討」「再発防止策の実施」「事故を公することでの他施設の未然防止」について学び、実際に報告書を見ながら事故要因分析ワークを行いました。

事故要因分析は個人ワーク、ペアワーク、グループワークのすべてを行い、皆真剣に取り組みました。

ワークの後は、実際に会社として今回の受講内容をどのようにシッターに伝達するのか、研修の具体的な行動内容と研修目的を決め、アクションプランを作成しました。

研修を終えて

JBSでは事故予防と事故要因分析については日頃より専門の先生の研修にて、シッターとスタッフ共に勉強を繰り返しております。
今回は研修の一つとしてリスクマネージャー認定講習を受講しました。
かなり厳しい研修でたくさんのことを改めて考えました。JBSでは創業以来、大きな事故は発生しておりませんが今後もその記録が更新されるよう、日ごろからの取り組みの大切さを改めて感じました。
認定証の取得については今後スタッフ1人ずつ講習を受講し、やがて全員が認定されるよう努力して参ります。