JBSブログ

2021.06.22 お知らせ

障がいを持つお子様のための専門コース

特別な配慮の必要なお子様のための専門コース

JBSでは、ご病気のために集団保育に通えないお子様、手術後のために自宅で過ごす必要があるお子様、障がいをお持ちで特別に配慮が必要なお子様、障がいや発達については診断がついていないがおやご様のご心配が大きいお子様など、様々なお子様のシッティングを行っています。

最初は専門コースでお引き受けし、酸素チューブが不要になったら通常のコースに変更される、という場合もありますし、2才半健診や就学前健診の相談で専門コースに移行されるお客様もいらっしゃいます。詳しくはこちら

お伺いまでの流れ

まずはお問い合わせをいただき、お子様のご様子やご希望の保育内容を教えていただきます。JBSのシッターでもご対応可能と判断した場合は、初回のご利用日までにコーディネーターがお客様のお宅にお伺いし、お子様とお会いしたり、おやご様から「シッターにして欲しいこと、して欲しくないこと」「お子様の興味・関心のあること」「健康面や発達面での注意事項」などを詳しくお聞きいたします。

おやご様のお話を参考に一番適切なシッターをお手配させていただきます。シッターがこれまでご対応したお子様への保育経験や保育内容、学びや資格、受容的な対応ができるか、臨機応変に対応できるか、指示のできない細かな部分でしっかり考えて対応できるか、お子様にあった人柄か、などなど様々な角度からみて適任のシッターのお手配をいたします。

担当シッターが決まりましたら、事前におやご様からお聞きしたお話をシッターに申し送ります。酸素ボンベの使い方や特別な仕様の椅子などを使われている場合は、訪問時にお写真を撮らせていただき操作マニュアルを作ってシッターに渡します。コーディネーターは、シッターが事前に知識を持ち、それについて勉強することで、当日はできるだけ保育に集中できるようバックアップをいたします。おやご様、コーディネーター、シッターが1つのチームとなってお子様にとってより良い保育を行っていかれるよう努めています。

どんなシッターさんが来るの?

専門コースのお子様を保育するシッターは、特別支援学級で就労経験のある者やJBSの障がいを持つお子様への理解や発達の研修を受講した者、シッター経験が豊富で様々なお子様のお世話で大変評判の良い者など、細かな配慮ができるシッターがお伺い致します。シッターの紹介はこちら

シッターがお引き受けできないこと。

シッターは医療の資格がないため医療行為はできません。導尿、酸素療法、たんの吸引、経管栄養については見守りをいたしますが、シッターが直接手を加えることはできません。お散歩などの外出のために酸素ボンベに付け替えることは、おやご様のご指導のもと、ご対応させていただきます。

JBSのシッターは全員女性です。体格やパニック時の行動などによってはお引き受けできないこともございます。

1人のシッターが複数のお子様を同時にお世話することはできません。必ず1対1でお世話をいたします。お問合せはこちら

最初はうまくいかない場合もあります。

どんなに経験を積んだシッターでも、お子様とのかかわり方は最初はうまくいかないことも多くあります。同じ診断名のお子様でも子どもは1人1人違います。

例えばシッターは「ダウン症のAちゃん。」というご対応をせず、「Aちゃんはダウン症」という見方をします。前者と後者では全く考えは違います。Aちゃん=ダウン症と、Aちゃんがダウン症いうカテゴリーに入るのではなく、Aちゃんの特徴の中の一つのカテゴリーにダウン症もある、という考え方です。保育をするには、まずAちゃんはどんな子かな?どんなことが好きで、何が嫌いかな?Aちゃんはどんなことが得意でどんなことが苦手かな?とAちゃんのことを知り、理解するところから始まります。Aちゃんと一緒に時間を過ごし、少しずつお互いに分かり合っていくのです。それには少し時間がかかる場合もあります。最初の1回だけでは泣いてしまったり、シッターに慣れないこともあるでしょう。お子さまのペースでゆっくり、じわじわ、でもしっかりと進んでいかれたらと思います。JBSの想いはこちら        2021/6/22 吉川千穂