JBSブログ

2021.07.06 お知らせ

全国保育サービス協会に加盟しています。

日本のベビーシッターのはじまり

JBSは1972年に日本で初めてベビーシッターの会社を始めました。当日はまだ保育サービスという業態がなく、「子守り専門の家政婦紹介所」として事業を始めました。

創設者は堂園三恵。幼稚園の園長をしながら4人の子育てをしていました。自分と同じように仕事をしながら子育てをしている女性を応援したい。生まれてすぐの小さな子どもたちがいつもと同じ場所でいつもと同じ人に見守られながら育つことは、集団保育に入れるよりはるかに身体的にも情緒の面でも発達にとって良いのではないか。そんな思いでこの事業を始めました。

当時、青山学院で保育の教鞭をとられていた野末貞子先生に保育士や幼稚園教諭のような集団保育の勉強ではなく、個別保育、パーソナル保育に特化した研修プログラムを組んでいただきました。

そして婦人雑誌に「あなたのあふれる愛情を若いお母さんやお父さん、子どもたちに注いでください」と広告を出しました。

創設者の自宅に庭にプレハブを建て、ベビーシッターの会社が誕生しました。

集まった方に研修を受けていただき、子育ての応援が始まりました。

そんな中、ビジネスチャンスとして同じような会社が他にもできたとき、「密室での折檻」がニュースになりました。「私たちだけが一生懸命に研修をしていも、他の会社のシッターさんが問題を起こしてしまえば日本でベビーシッターは受け入れられない。」

こうして全国保育サービス協会の前身「全国ベビーシッター協会」を立ち上げます。会長は野末貞子先生。当日あったベビーシッターの会社5社に声をかけ、私たちの研修を提供しました。どこの会社のシッターさんを頼んでも、愛情深く、子供たちが大切にされるように。JBSの想いはこちら

その後、全国保育サービス協会は青山の子供の城に移転し、私たちの手から離れました。今は公益社団法人全国保育サービス協会として日本中の子育て家庭に安心と信頼のネットワークを築いていただいています。

全国保育サービス協会の理念

「子どもの成長発達の基盤となる家庭養育の支援を基盤とし、保護者などの委託を受けて、訪問保育などを通じすべての子どもと子育て家庭の良質な育成環境を保障することのできる社会の実現に寄与する」全国保育サービス協会のWEBサイト

ベビーシッターの会社は全国保育サービス協会の築いたネットワークのもとで情報交換をし、日々、家庭保育について研究しています。日本のベビーシッターは海外のようにアルバイトで隣の子供を預かるようなものではありません。

ベビーシッター事業者として

JBSは、大切なお子様の命を預かるベビーシッターは個人でできるものではないと考えています。保育園でいうと事務職、園長、主任、担任、用務員を一人でこなすことと同じです。JBSではシッターに保育以外のことをさせていません。保育以外のことは全て会社が行い、シッターには保育に集中する環境づくりを心がけています。保育中に保育以外のことを考えることは、子どもの怪我につながります。子どもから1秒も目を離さず、手の長さより離れることなく、常に子どもに寄り添うことで、安全に、お預りした時と同じ状態でお子様をお返しすることができると考えています。保育はそんなに甘くはない。一瞬でも他のことを考えていられない仕事です。

私たちはJBSというチームでお子様のお世話をしています。シッターは一人でお伺いしますが、決して一人で仕事をしているわけではありません。シッターのミスは会社の責任です。

私たちの想い

                                2021/7/6 吉川 千穂